思いがけず

わたしの祖母が亡くなりました。享年94歳。

大往生です。

わたしの実家は母もわたしも一人っ子のため、極端に親戚が少ないのです。葬儀に参列しないと誰もいなくなっちゃうので、親子３人札幌へ来ています。予期せぬ家族旅行となりました。

年末からいよいよですと何度も連絡があり、覚悟はしていましたし、何しろ大往生ですから、悲しむというよりは良く頑張ったね、という気持ちの方が先に立ちます。

お葬式ってすごく地域性が出るなーと改めて思いました。東京ではお通夜って近しい知人が平服で駆けつけるものだとわたしは思っていたのですが、札幌ではみんな礼服で来て、告別式は家族だけ、というのが普通だそうです。

今は多様性の時代ですから、どんな形でもありなのかな、と思いますが、故人を偲ぶ気持ちは地域や伝統なんかとは関係なく、どこも同じだろうな、と思います。

先日お墓参りに行った父もいるお寺さんに祖母もお世話になることに決めました。

もともと東京出だと言っていたし、華やかなところに憧れていたので、きっと喜ぶと思います。

あなたの大好きな百合の花も、いつも絶えなく咲いているよ。

百合ばあちゃん。お疲れ様。

楽しい人生だったかな？このあとも賑やかで楽しい暮らしが待っているからね。寂しくないよ。ゆっくり休んでください。